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体罰時代の経験者から見た、部活動のブラック化

先ほど学校ネタを取り上げたら、ふいに筆者の中学時代を思い出したので書かせてください。

(もはや恋愛・結婚のブログではない)

 

 

些細なことでも親が学校にクレームを入れるのが当たり前になっている現代。

教師の体罰についても、世間の目は厳しくなっています。

 

しかし一方で、「ブラック部活」という言葉を耳にするようになりました。

必ずしも、教師が保護者の顔色を窺ってビクビクしているわけではないようなのです。

 

 

 

では、そのブラック部活とはいったい何なんでしょうか。

 

 

特に定義はないようですが、

 

顧問による暴言

長時間の練習(文科省は週2日の休日を勧めている)

過酷なトレーニング

 

というように、精神的ストレスと身体的な負荷が過剰にかけられている部活動のことを指します。

休みがない点では顧問もブラック労働だけど。。。

 

 

筆者が通っていた中学(公立)は、結果を残すことを目指している部には必ずといっていいほど体罰がありました。

 

酷いものだと、流血することもあったそうです。

 

 

体が資本の部活動において、体罰は愚かな指導法と言わざるを得ません。

 

 

では、怪我のない程度の体罰ならどうか?という話です。

 

人間、放っておくと楽な方に流れてしまいます。

しかしそれを許してしまうと、技術・体力の向上は望めません。

そこで恐怖(体罰)を与えることによって、部員がだらけないように指導します。

 

この指導法は効果があるのでしょうか?

 

 

それについての答え : パフォーマンス面ではあると言えます

 

 

ただ、部員たちのモチベーションは極めて低い状態となります。

 

確かに、「怒鳴られたくない」「殴られたくない」と必死になって練習に臨むことで結果はそこそこでます。

しかし、そこに競技そのものを楽しむ余裕はなく、むしろ「苦しみの原因」にすらなってしまいます。

 

私の部にも体罰はありました。まあベンチを温めるポジションだったから殴る価値もな

やはり部活は殺伐としてて嫌でした。

 

 

 

では、人間が一番やる気を出すのってどんな時だと思いますか?

 

 

 

 

 

楽しいことをしている時です。

 

 

 

 

 

 

ガンバFly Highという体操をテーマにしたマンガで、主人公はこんな提案をします

 

「楽しい体操をしよう」

 

当然周囲は反発します。「厳しくてなんぼだ。舐めたことを言うな」と。

 

しかしこの発言、人を最も奮い立たせるための理にかなったものなんです。

 

 

 

 

みなさん、子どもの時に夢中で遊んだことはありませんか?

これを「内発的動機づけ」といい、行為そのものが報酬(楽しい・面白い)だからやるという考え方です。

その逆は「外発的動機づけ」いい、行為によって生じる報酬(お金・称賛)のためにやるという考え方です。

こちらは、報酬ではなく罰(を避ける)の場合もあります。

 

よって体罰による指導は、外発的動機づけにあたります。

 

 

内発的動機づけの場合、常にポジティブな気持ちでいられますし、自ら考えて動くスタンスが身に付きます。

また目標も他者(ここでは顧問)から押し付けられなくても自身で見出せるので、常に高いモチベーションで頑張り続けることができます。

 

一方の体罰による指導は常に恐怖との戦いです。顧問の顔色をビクビク窺いながら言われた通り粛々と練習するのです。

 

 

どちらが伸びるかは明らかですよね?

 

 

ただ、いずれにしても体力づくりのトレーニングはキツイです。

子どものやる気に火を点ける(内発的動機づけになる指導)には、顧問の知識とプレゼン能力が不可欠です。

その手間と難易度を考えると、体罰(外発的動機づけになる指導)に手を出してしまうのもわかります。

 

 

ただ、部員を潰してしまっては本末転倒です。

 

 

子どもからすれば、「部内の立場が悪くなったら困る」「内申に響くかもしれない」「レギュラーを外されるかもしれない」という理由から、疑問の声を上げられないという側面があります。

 

でも、もし顧問の言動が明らかに人権侵害であったら、そこは指摘するべきです。

 

実際そのようなアクションを子どもや保護者が起こすのは難しいでしょう。

個人的には、練習の可視化、部員の声を拾う機会の設定をどの部活にも義務付けてほしいです。

やはり、中学時代の顧問の恐怖政治ならびに先輩との上下関係は学業に影響するほどストレスでした。

ストレスは人生において必要です。

ただ、ビクビクして過ごす毎日はやはり異常です。

 

 

貴重な青春時代、子どもたちには伸び伸びと沢山のいい思い出を作って欲しいです。